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まつ毛育毛剤のルミガンはどのような流れで生み出されたのか

2020年06月08日
微笑む女性

まつ毛育毛剤として最も知られている薬剤のひとつに、ルミガンという薬があります。実はこの薬は元々まつ毛育毛剤の目的で作られたものではなく、別の目的で作られた眼科の治療薬でした。

実は、ルミガンは元々緑内障の治療薬として使われていました。
緑内障とはどういう病気かというと、目の中にある視神経に障害が起こり、視野が狭くなって失明することもある病気です。とはいえ、あまり自覚する人は少なく、時に見えにくいとか見え方がおかしくなったために治療を受けた段階では結構進んでいることも少なくありません。特に自覚する機会が少なかったり、ゆっくり進行していくので見え方がおかしくてもその歪んだ見え方に慣れてしまい、気が付いたら失明という事も考えられます。

この緑内障の治療については、基本的に完全に治るということはありません。ですが、点眼薬や手術、レーザー治療などで進行を食い止めることはできます。
その点眼薬のひとつにルミガンがあり、この点眼薬によって眼球の圧力が取れれば、視力も回復して視野も元通りになると言われています。

このルミガンについては、基本的に眼圧を取り除くとされていましたが、副作用としてまつ毛が伸びるという効果が認められており、アメリカではまつ毛を伸ばすための薬として知られるようになりました。
ただし、日本国内ではまだルミガンは緑内障治療の薬としてしか承認されておらず、まつ毛の美容についての使用は認められていません。

なお、ルミガンの名称はそもそもアメリカのアラガンという会社が開発したもので、名称もそちらに沿っています。
また、アラガン社はまつ毛美容液の目的でラティースという商品名の製品を作っており、これはルミガンと全く同成分の製品にまつ毛に塗布する用のブラシをつけたものになります。こちらはまつ毛美容液なので安心、と思うかもしれませんが、実際には成分は変わりがないので、どちらを使っても構いません。

また、ルミガンのジェネリック薬にケアプロストというのもあり、こちらも成分は同じですが別の会社の製品なので、名称が少々違うだけです。基本的にこのような製品はどちらも同じですが、成分などに少々違いが出てくる場合もあり、ジェネリック医薬品については気をつけた方がよいという意見もあるようです。また今後もまつ毛育毛剤にジェネリックとしてルミガンのジェネリック薬が販売されるでしょうから、そのような製品をチェックするのも方法です。